最後にチャンスが来る。雨の三ツ沢、新潟戦へ

雨の三ツ沢でピッチを見つめながら出番を待つ横浜FCの選手 横浜FCノート

ルヴァンカップの琉球戦から、もう次の試合がやってくる。

今日、横浜FCが三ツ沢で迎えるのはアルビレックス新潟。

リーグ戦の間にカップ戦が入り、選手たちは連戦の中にいる。

怪我人も増えているという。

そして天気予報を見れば、雨の心配もある。

試合を見る側としても、いつものホームゲームとは少し違う条件が重なった。

そんな新潟戦を前に、練習後の須藤大輔監督のコメントを読んでいて、一番残ったのは戦術の話ではなかった。

琉球戦で最後までチームを鼓舞し、そして最後にゴールを決めた伊藤槙人について語った言葉だった。

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この記事を書いた人|たつ

横浜FCを1999年から応援しているサポーター。

試合を追いながら感じたことを記事にしています。
戦術・採点ではなく、試合の違和感や変化、クラブを追う楽しさをサポーター目線で伝えています。

最後にチャンスが来る

琉球戦は、横浜FCにとって決してきれいな勝ち方ではなかった。

2点を先行しながら、自分たちで試合を難しくしてしまった。

須藤監督もかなり厳しい言葉を選んでいる。

それでも、その振り返りの最後に出てきたのが伊藤槙人だった。

前半から周囲を鼓舞し続け、ハーフタイムにも声を出し、最後には自らゴールを決めた。

その姿について須藤監督は、

「サッカーだけではなく、人生でも、頑張っている、意識高くやってるヤツには最後にチャンスが来る」

と話している。

なんだか、この言葉が妙に残った。

もちろん、頑張ったから必ずゴールが決まるほどサッカーは単純ではない。

努力した人が必ず報われるとも限らない。

それでも、やってきた人のところへチャンスが来たとき、それを掴めるかもしれない。

槙人のゴールを見ながら須藤監督が感じたのは、そういうことだったのだと思う。

そしてこの言葉は、今日の新潟戦にも少しつながっているように感じる。

連戦だから出てくる選手

リーグ戦、ルヴァンカップ、そして再びリーグ戦。

試合が続けば疲労は溜まる。

さらに怪我人も増えている。

見る側としては、どうしても不安になる。

「あの選手は出られるのか」

「この連戦を乗り切れるのか」

「また怪我人が出ないだろうか」

できれば万全のメンバーで戦ってほしい。

昇格を目指すシーズンなら、なおさらそう思う。

けれど須藤監督は、怪我人について少し違う方向から話していた。

怪我人が出るからこそ、チャンスを得る選手がいる。

一人が入ることで、また違うサッカーができる。

これまで監督を務めてきた鳥取や藤枝でも、怪我人が出ているときを「チャンス」と捉えてきたという。

もちろん、怪我そのものを前向きに捉える必要はない。

できることなら誰も離脱しないほうがいい。

ただ、長いシーズンを同じ11人だけで戦うこともできない。

だからこそ、これまで準備してきた選手に順番が回ってくる。

琉球戦のあとに語った、

「頑張っている、意識高くやってるヤツには最後にチャンスが来る」

という言葉が、ここでも重なって見える。

今日、そのチャンスが誰のところへ来るのか。

そこも新潟戦で見てみたいところになった。

新潟との一戦

相手の新潟は開幕戦を落としたあと、3連勝。

そして横浜FCと同じく、2025シーズンのJ1から降格してきたクラブでもある。

須藤監督自身も、この試合が今後の昇格争いを考えるうえで重要になるという意識を認めている。

ただ、今日の試合で個人的に見たいのは、順位表の意味だけではない。

須藤監督は新潟について、守ってからカウンターを仕掛ける場面が多くなると見ている。

ロングボールへの最初の対応。

その次のボールをどちらが拾うのか。

そしてデュエルの回数が増える中で、引かずに戦えるか。

きれいにボールを動かすだけでは終わらなそうな試合だ。

まして雨になれば、思った通りにボールが動かない場面も出てくるかもしれない。

そんな条件まで含めて、今日は少したくましさが必要な90分になるのかもしれない。

雨の三ツ沢

そして、どうしても気になるのが雨だ。

三ツ沢には屋根がない。

須藤監督も、そこはどうにもできないこととして話している。

雨が降ることも、屋根がないことも、自分たちにはコントロールできない。

けれど、「我々のサッカーをしっかり90分通してやりきるというのは、自分たちでコントロールできます」とも話した。

今日スタジアムへ向かう側だって、雨なら少し迷うと思う。

濡れる。

寒いかもしれない。

荷物も増える。

いつものように気軽な観戦とはいかない。

だからこそ監督は、「雨が降っても行きたいと思ってもらえるようなチームでなければダメ」と言う。

これはなかなか厳しい注文だ。

選手にとっても。

そして、チームにとっても。

でも、国立で横浜FCを見た人が、鳥栖戦に続いて三ツ沢にも足を運んでくれるかもしれない今だからこそ、大切なことなのだと思う。

今日、誰にチャンスが来るのか

連戦が続いている。

怪我人もいる。

雨も心配されている。

そして相手は3連勝中の新潟。

条件だけを並べれば、不安になる材料はいくつもある。

それでも、その状況だから出番が回ってくる選手がいる。

これまで準備してきたものを見せる場所が突然やってくる選手もいる。

琉球戦では、それが最後に伊藤槙人のところへやってきた。

今日の三ツ沢では、誰のところへ来るのだろう。

そして、その選手は掴めるだろうか。

雨の中でも来てよかったと思える90分になるだろうか。

キックオフまで、あと少し。

今日は難しいことを考えすぎず、そんなところを楽しみに新潟戦を見てみたい。

※執筆時、キックオフが迫っている表現が含まれています。

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