「なんで負けるんだ?」を手放せるか

横浜FCの選手がハーフウェイラインに立ち、試合後のピッチを見つめている様子 視点ノート

栃木SCに4-0で敗れた。
スコアだけを見れば、言い訳の余地はない完敗だ。

ただ、この試合をどう受け止めるか。
私はそのことを考えている。
きっと同じように考えている人もいるはずだ。

昨年までの私なら、きっとこう言っていた。

「なんで負けるんだ?」

4-0という現実

栃木SCに4-0。

42分、51分、53分、そして86分。
前半途中まではリズムを作れていたと監督は振り返るが、流れは徐々に相手へ傾いた。

主導権を握られ、ミスから失点。
そして試合は一気に開いた。

スコアだけを見れば、完敗である。

昨年までの私なら

栃木SCといえば、昨季J3で栃木シティFCより下位だったはずだ。
序列で見れば「横浜FCの方が上」という感覚はどこかにあった。

だから負ければ、こう思う。

「なんで負けるんだ?」

その問いは、怒りと失望を含んでいる。

監督の言葉が示すもの

須藤監督は言う。

前半途中までは攻撃のリズムを作れたこと。
徐々に主導権を握られたこと。
そして90分走り切る重要性。

そこに強弁はない。
未完成であることを、静かに認めているようにも聞こえる。

序列ではなく、プロセスで見る

昨年の順位は、今年の強さを保証しない。

選手は変わる。
監督も変わる。
チームの志向も変わる。

横浜FCもまた、いまは途上にある。
主体的に攻める。ラインを上げる。ボールを持つ。

その挑戦は、崩れたときに大きな代償を払う。

4失点は、その代償かもしれない。

「なんで負けるんだ?」を手放せるか

負けは悔しい。
それは変わらない。

だが今年は、相手の昨年順位ではなく、今の90分を見たい。

問いを怒りで終わらせるのではなく、問いを次節へ持ち越す。

栃木SCに敗れた夜、私は自分の見方もまた更新できるかどうかを考えている。

横浜FCは、守り切るチームではなく、主導権を握りに行くチームへ変わろうとしている。
その挑戦が本物であるなら、揺れる日もまた現在地だと信じたい。

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